t2.nanoインスタンスでWordPressサイト作って ab してみた

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AWS EC2 に t2.nano っていうインスタンスタイプが登場したので、さっそく WordPress を入れて、apachebenchしてみた。

ちなみに、 AMIMOTO のAMIは現時点では t2.nano で起動できないようです。
Amazon Linux 2015.09.1 (hvm) の AMI を使ってインスタンスを立ち上げた直後の free コマンド結果

うん、メモリが 0.5GB です。

Nginx 1.8 + PHP 5.6 + php-fpm + MySQL5.5 + WordPress 4.4(JP) という環境です。

特別なチューニングは行わずそれぞれインストール直後の設定ファイルのまま。
その状態で ab コマンドにてベンチマークしてみました。

5同時アクセスで200リクエスト

1秒あたり7リクエストまで捌けそうで、1リクエストあたり0.1秒程度というそれなにいい結果じゃないでしょうか。

じゃぁ今度は 100同時アクセス100リクエスト でやってみます。

あ、HTTPステータスが2xxじゃないものが76件でていますね。
同時アクセス20くらいまでが処理できるくらいなんでしょうか。。。

結果
あまりリクエストの多くないサイトだったら、t2.micro よりも t2.nano でいいかも。
t2.nano だと無料利用枠外のようなので、無料利用枠の期間は t2.micro で、無料利用枠が終了したら t2.nano にスケールダウンしちゃえばいいじゃない。
東京リージョンだと t2.nano は $0.01/hr、 t2.micro は $0.02/hr と、t2.micro の半額で利用できます。

以下は素の Amazon Linux に Nginx, PHP などをインストールして WordPress サイトを立ち上げるまでのログ。

それでは、 amzn リポジトリから nginx, php, mysql などをインストールします。

MySQL の初期設定

php-fpm の実行ユーザの変更

group, user を変更

nginx の設定ファイルで php-fpm を有効化と、 index の変更

WordPress を /usr/share/nginx/html 以下にダウンロードしーの、展開

MySQL でデータベース作成

ブラウザからアクセス
http://[EIP]/wordpress/

あとはWordPressのinstallをして Hello World まで。