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2016年12月に 入門Redmine の第5版が発行されました。とある縁から著者の前田剛さんから本をいただきました。
年末年始の休みのあいだに読んだのでちょっとだけ内容を紹介します。
そのまえに Redmine ってなに?
Redmineはプロジェクト管理ができるオープンソースソフトウェアです。やるべき作業を記録・管理したり社内で情報共有ができます。例えば、チームでシステム開発を進める場合に誰がいつまでに何をやるのか、現在どのくらい進んでいるのかをRedmineに記録することで進捗状況を明らかにし計画通りに進むよう支援します。
システム開発などの現場でよく使われるプロジェクト管理ツールの1つで、2006年6月にオープンソースソフトウェアとして公開されました。
基本的には自分でサーバを用意してそこにインストール、初期設定をする必要がありますが、中にはクラウドサービスとして提供している企業もあります。
いろいろな事例が載っていて業種が偏ってない
この手の書籍で取り上げられる事例紹介ってメインターゲットとなるシステム開発の現場での事例が多くなりがちな印象ですが、本書では
- バーベキュー大会の計画
- JAXAのスーパーコンピューターの運用
- 農業
- お客様サポート
と驚くことにシステム開発の現場以外での事例が取り上げられています。
これは、著者の方が前書きで書かれているようにシステム開発ではなく、一般的なタスク管理を基本にした内容になっていてることが実例紹介からも伺えます。
順番に読んでいけばだいたいの使い方がわかる
Redmine のインストールについては、インストールコマンドの掲載ではなく、インターネット上のコンテンツを紹介する内容となっていて新しいバージョンではコマンドが異なるといったことがありません。それもそのはず、著者の方がRedmineの日本語情報サイト Redmine.JP の運営をされているからそちらで詳細な情報、最新情報を見ることができます。
初期設定、プロジェクトの作成、チケットの作成とその作法、ちょっと高度なチケット使い方、情報共有、バージョン管理ツールとの連携など章が進むに連れて少しづつ内容が濃くなっていきますが、基本的なところを抑えてあるのでそんなに難しくないと思います。
リファレンスが充実している
実はリファレンスが充実していて驚きました。 Redmine の基本的な画面ごとに項目の説明が入っていてわかりやすいのです。スクリーンショットが充実しているので、文字だけで説明されるより具体的でわかりやすく、実際に画面をみて困ったらリファレンスを開いて確かめるといった使い方ができます。
あとはこんな時どうする?とか逆引きリファレンスがあるのも嬉しいです。
Redmine を使ってみたいひとにオススメの1冊です
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