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全世界でCMSのシェア60%を占めるWordPress。日に日にメンテナンス・機能拡張し続けるので、Web製作…
スピーカーのSumidaさんはWordPressのコアやWP-CLIのコントリビュータとしても活躍されている方です。
そんなSumidaさんがWordPressとはどんな武器なのか、そして他の武器とはなにが違うのかを話してくださいました。
そもそもWordPressとは、 WordPress は美しいサイトやブログ、アプリを作るためのオープンソースソフトウェアです。 と公式サイトにかかれているようにどこにも CMS とは書かれていない。WordPressを使うとできることは情報を配信すること。
ここがすごいぞ、WordPress
- 市場占有率: 世界のCMSを利用したサイトのうちWordPressは60%、同じく日本では85%。
- それだけのユーザー数がいるのはすごいアドバンテージになる。フォーラムだって日本語で質問できるし、回答も日本語で返ってくるくらい日本人ユーザーも多い。
- WordBench(地域コミュニティ)が国内58ヶ所。
- Powerd By PHP
- インターネット上の全サイトのうちPHPを利用しているのは80%を超える。つまりPHPを使える人が多くテーマやプラグインも豊富。
- カスタマイズの容易さ
- サブテーマでのテーマの拡張、ウィジェットの追加も簡単。
- WP REST API
- HTTP経由でWordPressを操作できる。
WordPressが向いているサイト、向いていないサイト
- 向いているサイト
- ブログ
- 企業・店舗サイト
- 小・中規模サイト
- 仕様を八割満たせば満足してもらえるお客様のとき
- 向いていないサイト(できなくはないけど他の方法が向いているサイト)
- 情報を集める系のサイト(キャンペーンサイトで個人情報を集めたりするサイト)
- 編集に自由が求められるサイト(ページごとにコンテンツ配置が異なるような独自性の高いサイト)
- 欲張りセット(WordPressであれも、これもぜ~んぶやりたいサイト)
メイン武器をカスタマイズしよう
- テーマ、プラグインを使ってカスタマイズ
- ただより良いものを知っていることがカギになるので、WordBenchとかで情報収集しよう
- カスタムフィールドでカスタマイズ
- ただし、フィールドが多くなると保存できないことがるので注意しよう(max_input_varsでググるといいよ)
- 独自処理は自分でカスタマイズ
- プラグイン、テーマを作っちゃおう。コアをいじるとバージョンアップのときに大変だからやめたほうがいいよ
- データ加工、取得、設定や外部連携の処理ならプラグイン化、見た目の変更はテーマでやろう
他の武器も知っておこう
- 他のCMS
- Drupal, Concrete5など
- PHPフレームワーク
- Symfony, Laravelなど
- WordPressをメインにしてシステム部分をこれらのフレームワークで実装できる
セッションの感想
やっぱりWordPressはCMS界隈でのメインストリームであって、ユーザーも多いということがどれだけのアドバンテージになるかよく分かるセッションでした。
ただ、WordPressだけじゃなくて他のCMSも知っておくことで差別化をはかることもできるし、なんなら他のCMSの機能をWordPressに移植することだってできるわけですね。