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3月の終わりに Amazon Linux 2014.03 がリリースされました。
デフォルトになっている ruby が 2014.03 から 2.0系 になりました。ただ、諸事情があり ruby は 1.8系 若しくは 1.9系 にしたかったので、次のような方法で 2013.09 の AMI から EC2 インスタンスを立ち上げました。
普通に EC2 インスタンスを作成するときに AMI を選択する画面がありますが、Quick Start に並んでいる Amazon Linux は 2014.03 になっています。
これではなくて、 2013.09 を使いたいので、左側にある「Community AMIs」をクリックします。
検索キーワードに amzn-ami-pv と入力して検索します。
32/64bit の選択、ストレージデバイスの種類の選択は左側の絞り込みのチェックボックスからチェックします。
するとどうでしょう、 amzn-ami-pv-2013.09.2.x86_64-ebs や amzn-ami-pv-2013.03.0.x86_64-ebs といった AMI が表示されるではありませんか。
もちろんここは 2013.09.2 を Select してインスタンスを立ち上げます。
これで起動したインスタンスに SSH ログインすると 2014.03 が available だよ~ というメッセージが表示されます(太字の部分)。
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login as: ec2-user Authenticating with public key "imported-openssh-key" __| __|_ ) _| ( / Amazon Linux AMI ___|\___|___| https://aws.amazon.com/amazon-linux-ami/2013.09-release-notes/ 9 package(s) needed for security, out of 227 available Run "sudo yum update" to apply all updates. <strong>Amazon Linux version 2014.03 is available.</strong> |
が、ちょっと待って下さい。
ここで sudo yum update しちゃうと、せっかく 2013.09 の AMI から起動したのに 2014.03 に更新されてしまいます。
yum をする前に /etc/yum.conf で次の設定を変更します。
1 |
$ sudo vi /etc/yum.conf |
30行目の
1 |
releasever=latest |
を
1 |
releasever=2013.09 |
と変更します。
変更したら保存して vi を終了します。
これでこころおきなく、 sudo yum update しちゃっても、2013.09 リポジトリを参照するので、2014.03 に更新されることはありません。